1920年頃、場所はニューオリンズ
16歳のルイ・アームストロングがクラブハウスで大人の仲間に入ってジャズを演奏しております。そこでは密かに10弗のドリームカード(くじ)を買って、当たると100万弗が手に入る!そんな夢のイベントも。ルイはドリームカードを販売するアルバイトをやっております。
一方日本から漂流してたどり着いた男がスモールホテルという宿屋に着きました。
この大洞吹の親爺がルイから買ったカードが・・・・
その物語を古典落語「高津の富」で、一節を語ります。
くじ引きが終わった後、親爺が駆けつけます。
開場に貼られた当たり番号を親爺が見ている所が見所です。
思いもしなかった、百万弗が当たった親爺、狂い足でスモールホテルに駆け帰ります。
親爺の部屋に集まるシーンが、ドラマの二つ目の見所です。
噺家の話芸とあやつる人形と生のジャズで「ジャズと落語の狂想曲」での、
抱腹絶倒な舞台となります。
第一弾の「狸さい」に続き第二弾となる「富くじ」で
主役の16歳のルイ・アームストロングを務めるのは、桂三扇さん。
法螺吹き親爺を演じるのは古典落語の「高津の富」を得意とした
六代目笑福亭鶴松さんのお弟子さんで笑福亭鶴笑さん。
劇中、古典落語の「高津の富」の魅力を聴かせてくれるのが、笑福亭遊喬さん。
あのマイルス・ディビスは「ルイはお喋りまでがジャズになる」と語り
三人の落語家も「お喋べりまでも笑いになる」
そんなルイのジャズと落語のセッションです。
最後のシーンで人形と語りと生演奏での演技は目をつぶってはいられません。
迫力有るシーンをお楽しみください。
夢なかの物語で、たっぷり話術で語りと、
ルイの曲をジャズの生演奏で、楽しんでいただけます。
観覧後には、ルイの魅力がおわかりいただけますでしょう。
『一枚岩の千両役者』と感じて頂けると思います。
ジャズト落語の狂想曲製作委員会
プロデューサー 小川 訓生